サイコム・ブレインズUBCLでは、2016年2月24日(水)に、「日本人赴任者のための異文化適応トレーニング 公開講座」をバンコク中心部のホテルで開催しました。
本講座は、日本人赴任者とタイ人の同僚・部下・上司との間で生じる誤解や摩擦の要因となる「文化的な価値観の違い」を理解し、解決する手法を学ぶことを目的としています。講座を担当するのはタイに19年在住し、タイと日本の価値観の違いを熟知するサイコム・ブレインズ インストラクターの河島久枝講師です。自身の経験や幅広いリサーチに基づいた豊富な事例を交えながら、きめ細かく指導・アドバイスが受けられるたいへん効果的なプログラムとなっています。
レクチャーの基本は、世界に認められた実証研究(ホフステードの6次元モデル)に基づく客観的な数値をベースにしたもの。「文化の違いによる障壁の本質を、数値で表された指標を基に理解し、異文化間のコミュニケーションに活かそう」というアプローチをとっています。当講座の受講後は、その場その場の応急処置的な対処ではなく、タイ人との間に起こりうる誤解や摩擦を事前にある程度予測して、効果的かつ適切に対処することができるようになります。
カリキュラムは、レクチャー、豊富な事例紹介、演習、ロールプレイで構成されており、実践的なスキルと知識が確実に身に付きます。また、同じ悩みを抱えた似た立場、似た境遇の参加者とネットワークを構築することができることも、この講座で学ぶ大きなメリットとなっています。
当講座中、参加者の皆さんと講師のサポートをさせていただく中で、丸1日かけて実施された濃密な講義やディスカッション、いつくかの演習に、高い集中力を維持しながら真剣に学ぼうと取り組んでいた参加者の方々の様子が、事務局スタッフとしてとても印象に残っています。このコースで学んだ「異文化理解と適応」の基礎を、これからのタイ人とのやり取りのなかで実践し、ぜひ成果に繋げていっていただきたいと思います。
最後に、今回のご参加者のアンケート結果をご紹介します。次回は5月開催を予定しています。皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。
サイコム・ブレインズでは、グローバルに活躍する人材に必要なスキルを以下の3つと定義しています。
これらの中でも、円滑にビジネスを進めるために“異文化への適応力”が非常に重要であると考えています。
各国の価値観と本人の価値観の“差異”から生ずる「コミュニケーション上のリスク」は数値化が可能です。リスクの程度を数値化して客観的に認識すること、そうしたリスクをマネジメントするノウハウをフレームワークに落とし込んで理解し、対処法を学んでおくことは、事業のグローバル展開とビジネスの成功を目指すための、即効性のあるソリューションであると弊社は考えています。
サイコム・ブレインズUBCLでは、こうした異文化適応トレーニングの公開講座を定期的に開催し、在タイ日系企業で活躍されている赴任者の皆さんを積極的にサポートしてまいります。
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