- 異文化適応プログラムのねらいとその特徴
- 異文化を理解するフレームワーク「ホフステッドの6次元モデル」とは
- 自分自身と特定の国の文化的価値観をスコアで示すアセスメント「Culture Compass」について
- エクササイズ:タイ人とのコミュニケーション-日本人との文化的価値観の違い
去る2015年3月10日(火)、バンコクの国立マヒドン大学経営大学院(CMMU)にて、「日本人赴任者のための異文化適応トレーニングIntercultural Management Programの説明会/体験会」を開催いたしました。
今回の企画は、日本人赴任者とタイ人の同僚・部下・上司との間で生じる誤解や摩擦の要因となる「文化的な価値観の違い」を理解し、それを解決する手法としての研修プログラムを体験していただくことが目的です。当日はメーカー、商社、IT、ロジスティクス、航空輸送など、幅広い業種の方にご参加いただき、タイ在住18年、タイと日本の価値観の違いを熟知した河島久枝講師がレクチャーとエクササイズのファシリテーションを行いました。
今回体験していただいた研修プログラムは、異文化・組織文化研究の権威であるオランダの社会組織人類学者、ヘールト・ホフステード教授がIBMの社員(72か国・11万6千人)を対象に行った調査、およびその後の長年の研究・理論がベースとなっています。参加された皆さんからは「ホフステードのモデルを知ることで、過去に経験したことの原因・理由が腑に落ちた」「原理原則が分かったので、今後はもっと適切に摩擦を回避できそうだ。同僚にも紹介したい」といった声を多数いただきました。
サイコム・ブレインズでは、グローバルに活躍する人材に必要なスキルを以下の3つと定義しています。
これらの中でも、円滑にビジネスを進めるために“異文化への適応力”が非常に重要であると考えています。
各国の価値観と本人の価値観の“差異”から生ずる「コミュニケーション上のリスク」は数値化が可能です。リスクの程度を数値化して客観的に認識すること、そうしたリスクをマネジメントするノウハウをフレームワークに落とし込んで理解し、対処法を学んでおくことは、事業のグローバル展開とビジネスの成功を目指すための、即効性のあるソリューションであると弊社は考えています。
サイコム・ブレインズUBCLでは、こうした異文化適応トレーニングの公開講座を定期的に開催し、在タイ日系企業で活躍されている赴任者の皆さんを積極的にサポートしてまいります。